エンジニアとしてITの現場で仕事をしていると、「結果を出す」と「過程をみせる」のどちらが大事なのか迷います。
このように迷うときは主に”プロダクトが完成した”ときです。
私が常駐していた現場の話をすると、そこは世の中にプロダクトをリリースするときに”品質判定会議”を実施します。
そこではプロダクトが完成したという「成果」よりも、どのくらいバグが出たのか、デグレード(既存の処理に影響)があるかをみられます。
もちろんプロジェクトに参画している以上、成果を出さなければなりません。
所属会社や各プロジェクトの事業目標や業務目標としてあげている数値、プロダクトを成果として個々が達成してもその過程がおざなりとなったしまうと全てがやり直しになるのです。
このことから、結果重視だろうとプロセス重視だろうと一長一短なのがわかります。
結果を出す
- 結果を出そうとすることで緊張感が生まれる
- 努力の方向が明らかになる
- 達成感や成長を感じられる
- 事業や会社が存続できる
「結果をだせ」と強くなりすぎると、不正が生じ働き手を消耗させる
過程をみせる
どちらも一長一短
自分の能力よりも少し上の目標を立て、それを達成する
ただし、そのような結果を出すことが絶対化すると、周囲との調査を図らない働き方や不正な手段の温床となります。
また、不正に至らなくても結果主義は長い目でみて働き手を消耗する。
一方、きちんとプロセスを作ることも重要です、
安定的に再現性を持って結果を出すためには、地道で正しいプロセス作りが不可欠だからです。
しかしプロセスにばかり執着し、結果を果たせない姿勢はどこかに惰性や無責任を生みます。
結果を出さない時の言い訳や逃げ道に繋がります。
つまり、結果とプロセスは歯車のようにかみ合ってこそうまく回るのです。