仕事が円滑に回るとき、自分の思うように取り組めるときは、家族や恋人、仲間と過ごす日々も楽しくなります。
反対に、仕事が思うようにコントロールできなかったり、うまくいかずに上司から叱られたりすれば、ネガティブな気持ちになります。
このようにあなたの感情を左右し、大きな影響を与えているのが”仕事”です。
そのよう人生の大半を占める活動”仕事”とは一体どんなものなのでしょうか。
また仕事を長く続けていると”キャリア”という言葉を耳にします。
一体、この”キャリア”とはなんでしょうか。
この記事では、次の2つを詳しく掘り下げていきます。
- 仕事とは?
- 仕事でいう”キャリア”とは?
仕事とは?
私たちは早くて中学卒業後、遅い人で大学・大学院の卒業後ですが、概ね20歳前後で就職します。
以降定年まで働き30年以上長期にわたって生計を立てていきます。
概算ですが1日8時間、35年働くとして62,440時間も仕事に捧げるのです。
8時間としているので職場にいる時間ですが、このほかに通勤や昼食の時間など私たちが起きている大半の時間は”仕事”に占拠されています。
また時間だけではなく、会社や工場に勤めている場合には自分の家よりもそこにいる時間の方が長いのです。
仕事とは、”人生の占拠活動”です。
人生の占拠活動
先ほど”人生の占拠活動”としましたが、占拠されていることが悪いわけではありません。
人生という限られた時間の中で自己実現のために行動する場や瞬間に触れられるのはこのように”占拠”されていなければできません。
一方で、人間関係や気持ちなど占拠されることはあります。
これが注意すべき点です。
仕事は「気持ちを占拠する」、「人間関係も占拠する」ということです。
仕事がうまくいっていれば、人間関係が良好になったり気持ちも晴れやかになります。
しかし、うまくいっていないと人間関係はギクシャクしたり、ネガティブな気持ちになってしまいます。
私も過去に仕事が思うようにできずに、当時の上司とギクシャクした関係となってしまうことがありました。
このように仕事がうまくいかないことで、自分に悪影響が生まれることは多々あるのです。
仕事でいう”キャリア”とは?
キャリアとは、積み重ねた実地の経験です。
このような実地の経験を今後どのように積んでいくか、将来どのようにしていくか決めることを「キャリア形成」と言います。
- 計画的なキャリア
- 偶発的なキャリア
キャリアには目標をしっかりと定めて計画を立てて積むものと、特に計画もなく偶発経験して積むものがあります。
具体的にこの2つについて説明します。
計画的なキャリア
計画的なキャリアの例としては、資格を保有する職業…「医者」や「弁護士」などでしょう。
これは大学受験、国家試験、事務所や医局に就職など順々にステップを踏んでいく必要があります。
このように意図して作っていくキャリアのことを「計画的なキャリア」と言います。
偶発的なキャリア
偶発的なキャリアの例としては、目指すべき目標がなく色々経験して様々な経験を身に付けたキャリアです。
IT業界では派遣や準委任(SES)といった働き方があります。
これら客先常駐の作業はほとんどが”偶発的なキャリア”と言います。
またIT業界に関わらずに会社内で色々な部署を経験したり、転職したりしながら身についたキャリアも「偶発的なキャリア」です。
この計画的キャリアと偶発的キャリアとで、どちらが良い悪いなどはありません。
大事なことはこれら経験を通して、自分の人生は満ち足りているか、自分に合っているか、豊かな経験ができているかが重要となります。
”キャリア”は計画したものでも、偶然なったものでも、それをどう活かすかは自分次第なのです。
まとめ
仕事とは感情を左右し、大きな影響を与え、人生の大半を占める活動です。
しかしながら、占拠されていることが悪いわけではありません。
人生という限られた時間の中で、自己実現のために行動する場や瞬間に触れられるのはこのように”占拠”されていなければできません。
一方で、占拠しすぎることで感情がネガティブになることはよくないです。
キャリアとは、積み重ねた実地の経験です。
キャリアには目標をしっかりと定めて計画を立てて積むものと、特に計画もなく偶発経験して積むものがあります。
この計画的キャリアと偶発的キャリアとで、どちらが良い悪いなどはありません。
大事なことはこれら経験を通して、自分の人生は満ち足りているか、自分に合っているか、豊かな経験ができているかが重要となります。