お金の話

『積み立て資金全額アメリカ株投資』陥りやすい罠

今回は積立アメリカ株への全額投資をテーマにまとめていきます。
よく「貯金なんかせずに投資信託で積立しとけ!」とか「全部アメリカ株に突っ込め!」という話がたくさんあります。
果たして、これは本当に正解なのでしょうか・・・今回はこれについて一般層が落ちいる罠を紹介します。

必ず余裕資金でやること

まず1つ目は「投資は余裕資金でやる」こういうことです。
ごくごく当たり前の話ですが、お金持ちの高齢の方が「この株買ってください!」と言ってその株が下がって損したらもう死にます。ということは実際にはないです。
まずお金持ちの人が全部投資に突っ込むということはしないです。
投資は余裕資金でやり、残りの生活にかかるお金はリスクの高い上下が激しい株には突っ込んだりしないです。

若い頃はお金がかかる

2つ目は死ぬまで「先が長いか」というところです。
例えば20代、30代の若い人は残りの人生が50年60年あるわけで、今60歳や70歳の人はある程度大きな出費を伴う人生のイベントがほぼ終わっているので、その世代と比べ資金がかからないです。

逆に若い世代は子育てにかかる資金、冠婚葬祭にかかる費用など人生のイベントごとにお金がかかります。
この時に貯蓄を全額投資に回してしまうとすぐに使えるお金がないことになります。

すぐに使うお金ではない

3つ目は今使うお金ではないということです。
今すぐに使わないお金の一部を運用し、仮に急にお金が必要になったとしても別の資産で賄えるということになります。

本で勉強あるある

本にありがちな考え方ですが、富裕層にする資産運用の特徴を一般層の運用方法や考え方など金融商品の選び方に当てはめているものが多いです。
例えば富裕層の年収数千万の人に向けた投資モデルを年収300万のサラリーマンには当てはままらないです。
これはなぜかといいうと、一般層の資産形成は富裕層とでは”真逆な考え方”をしているからです。

お金を使う予定がある

一つ目がお金を使う予定があるということです。
余裕資金で投資をするっていうことは同じですが、その投資しているお金は小おらい使う予定があるお金です。
一番メインなイベントや人生の大変な場面、何十年後に控えているどれぐらい必要かわからない老後資金などがあります。

このようにいつの日か使うタイミングがある特徴があります。
また自分の子供が私立大学に行きたいというかもしれない、会社をクビになるかもしれない、怪我や病気で働けなくなるかもしれない。

資産形成で大事なことは?

資産形成で一番大事なことは”継続すること”です。
しかし、株の積立や投資信託の積立を30年間継続したっていう人を誰も聞かないのはなぜだろうと思いますよね。

上がり続けているS&P500をドルコスト平均法で積立し続けるという話は、何十年も前から言われているにも関わらず、あまり30年間継続しました!という情報はあまり聞きません。

株の積立を継続できる人はどのような人かっていうと、”株の積立に依存していない人”です。
これは積立と投資をするなというわけではなく、銀行にもお金があり、金や債券など他もやってる人は株に依存せずに継続し続けて資産を作れるということです。

もちろん、株の積立がダメというわけではなく、この記事でお伝えしたいことは「株だけに依存するのではなく、貯金や他のお積立投資もすることが大事」ということです。