情報を知らないだけで、キャリアの可能性が閉じてしまうことは勿体無いことなので、この記事を通して勉強になればと思います。
①プログラミング未経験でも就職可能
プログラマー転職をするにあたって、完全にプログラミング未経験でも問題ないという企業はブラックの可能性が高いです。
なぜならばプログラマーは「専門職」だからです。
専門職だからこそプログラミングをはじめとした専門のスキルが必要になります。
したがって多くの方は、プログラミングスクールに通ったり、独学でかなりの時間勉強した上で就職するのです。
もちろん、それそうに頑張って入った会社も良い会社でないこともあります。
このような状況で勉強していない人、プログラミング経験がない人を受け入れても会社側としては利益が生まれないですよね。
ではなぜ、「プログラミング未経験でも就職可能」とPRしているのでしょうか…?
なぜ未経験でも採用するのか?
ITエンジニアとして採用されているのですが、実態はエンジニアと言えない雑用をやらされます。
一応ITに拘ってはいますが、プログラミングのような難しい業務はさせてもらえずデータ入力のような簡単な作業をやらされます。
採用欄には「ITサポート職」というような名目で派遣先企業の資料整理などの雑務要員で募集しているところに多いです。
したがってスキルアップできない環境に身をおかれる可能性が高いです。
この手のケースはかなり多いので、就職する際には気をつけてください。
プログラマーとは程遠い誰でもできるような雑務をさせるために採用している
②多重下請けしている会社
IT業界の闇として「多重下請け構造」というものがあります。
多重下請け構造とは?
多重下請け構造とは、何かプロダクトを作って欲しい企業がいたとします。
その企業が大きなIT企業(SIer)に依頼します。
この依頼を受けた会社を「元請け」と呼びます。
その元請けのみで開発が難しいといった場合に、他の会社にプログラム開発を発注します。
つまり「下請け」と呼びます。
IT業界においては以下の図のように2次受け、3次受けと多重構造になっております。
ウオーターフォール型巨大プロジェクトは、エンドユーザーが発注した開発案件を、元請け→下請け→孫請けの順に分散して仕事を流していく。
その商流を図にすると、元請け企業を頂点としたピラミッドのような形になる。この構造自体は他の業種においても珍しいことではない。
引用先>>https://www.atmarkit.co.jp/
下にいくだけ条件や待遇が厳しくなる
このような構造下で4次受け、5次受けなど下になってしまうと業務がかなり厳しくなります。
どのようなところが厳しくなるかというと…
- コミュニケーションコストがかかる
- 給与が安い、長時間労働になりやすい
自身が下の方にいると、1次受け、2次受けなどの企業とコミュニケーションが取りにくいです。
仕様や納期の調整など都度確認が必要な場合にコミュニケーションコストがかなりかかります。
また、間に複数企業が入ることで手数料(マージン)がかなり抜かれます。
したがって1次受け、2次受けよりも報酬が少なくなり、会社としての売上も低いので必然と給与も低くなります。
このような会社に入社してしまうと、労働時間が長く給与も低くなってしまいます。
③社員を技術的に育てるインセンティブがない
エンジニアにとってかなり大事なことは「成長」です。
仮にものすごく労働環境が悪かったとしても、スキルアップさえできれば次につなぐことができます。
それらスキルを武器に次回良い企業に入社する可能性が高くなります。
したがって、スキルアップできる環境であれば最低限良いと思います。
スキルアップできない会社には絶対に行かない方が良い